後藤さん、この日はノリノリで絶好調でした。
◇5月13日 第11回 定例勉強会
「CSR と SRI/入門編 〜欧州の情報を中心に〜」 参加者レポート
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講 師: 後藤 敏彦 (ごとう としひこ)
SIF-Japan代表理事・事務局長
参加者: 約50名
2005年5月13日、社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)代表理事・
事務局長の後藤敏彦氏による勉強会に参加しました。
この勉強会はCSRとSRIの関係について聞かれることの多い後藤氏が、
同じような事象を扱っているものの別の概念であるということを正式に理解
してもらうために開かれた定例勉強会です。
CSRについて概説したあと、SRIがどのように使われているのかを、SRIの
普及が進む欧州各国の取り組みについて、インターネット情報などを中心に
解説しつつ、関連について解説してくださいました。
●CSRについて
まずCSR(Corporate Social Responsibility)とは「企業の社会的責任」と
解釈されていますが、後藤氏は「責任」という言葉よりも「信頼度・信頼性」
という言葉の方が適切であると述べられました。「責任」とすると企業内の
中のみで自己完結してしまうけれども、企業にとってはステークホルダー
との双方向の交流が不可欠であり、その関係が最も重要であるからして
「信頼度」の方が適切であるとのことです。事実、社会的信頼度なくして
企業は成り立ちません。
CSRが必要とされている背景としては、時代の背景やグローバル化、自由
化による競争の激化により、企業経営の基盤が有形資産から知的資産へ
と変化してきていること等を挙げられていました。
またCSRを認識するためには時代認識が不可欠であるとのことです。まず
は現代が社会・経済システムの文明史的変革期であるという時代認識を
捉えることが必要であり、その認識がなければCSRを推進しようとしても
社内や各企業では反発しか起きません。更に重要なのは、今、世界中に
おいて人類史における農業革命、産業革命に続く、サステナビリティ革命
という大々的な改革期にきているという認識をすることだそうです。大量生産、
大量消費、大量廃棄という地球に悪影響を及ぼすだけの一方的な経済から
サステナブルな経済へシフトチェンジしていく必要があるのです。現代の
世界規模での貧困・人口問題。自然災害。環境許容量を考えれば地球の
ボーダーラインを越えているのは明らかであり、そのようなことを考慮しても
早期のCSR改革が望まれます。
● 欧州のCSR
欧州のCSR,SRIに対する動きを各国ずつに紹介されましたが、各国の動き
は様々であり、全体としてはCSRの背景として若者の失業率が高いEUでは
2000年からCSRに対する必要性が強調されてきたそうです。欧州での動き
としては、会社法を改定する流れと、CSRを推進する様々なサポートとして
SRI等を使用していく2つの流れがあるとのことです。SRIを推進するために
情報公開をしていくという流れになっているのです。
欧州と日本の違いとして、欧州の方が進んでいるように思われがちですが、
実際の場合欧州では企業にCSRに取り組んでもらいたいと考えていても、
何をどこまでするかというような規制を法律では決められないので、実際に
はそれほど進んでいるとも言えないとのことでした。しかしCSRをきちんと
果たしている企業はそれに見合った評価をされているそうです。
日本ではCSR,SRI共にまだスタートライン的な印象がありますが、2001年
にはグリーン購入法が施行され、政府ではこれが義務づけられており地方
自治体では努力義務、民間では責務ということで現在、猛烈な勢いで進ん
でいます。
そのような動きのある欧州と日本全体との違いについては、欧州ではソー
シャルレポートの歴史が長く、伝統があるのでレポートの質からすると評価
が高いけれども、実際のパフォーマンスについてはどうかというとそれは別
だそうです。そもそも日本はISO14001の取得に関しては世界一であり、
日本は法律化されれば一気に動きが出るということです。確かに日本人は
何事においても法律として施行されればその動きは急速に早まります。
日本特有の性質というところでしょうか。
今は政府が決定するのではなく、社会により判断されるような世の中なの
で、企業を存続できるような持続可能なものにしていくためにはコーポレート
ブランドを確立することが必要不可欠であるとのことでした。



なんだか複雑に相互関係しあっているんですよね、ご当地では。
ただ、日本では全てが別物で論じられていて、そこが問題なんだと思います。
でも、この流行り方は「成果主義」を思い出させますね。。
成果主義を導入したときも・・・かなり矛盾な動機(爆)で広がっていきました。
案の定、今はかなり・・・「あぁ、一過性だったのね」的な考え方が支配的です。
「裏側から見た富士通」なんかで、思いっきり弊害が出てきちゃいましたからね。
うーむ、CSRは小さく生んで、大きく育ててほしいなぁ〜
ブームで終わらないことを期待!